洛北 鷹峯
ホテルに荷物を預けて再び四条烏丸の交差点へ、予定外ながら折角なので室町通あたりの山鉾の様子もちょっとだけ見たいなと、人の流れに任せて歩き出すも、わずか数十メートルで正に進退窮まる状態。
早々に諦めて再び四条烏丸までなんとか辿り着き、地下へ逃げ込みます。
地下鉄四条から北大路までは5駅約10分。今回最初に目指すのは北区鷹峯です。
源光庵の拝観が数年ぶりに再開されたのを機に、まだ訪れたこののない光悦寺、常照寺をまとめて見せていただこうという計画。
北大路バスターミナルから北1回りのバスで「鷹峯源光庵前」バス停まで約20分の乗車。時計は11時前、源光庵は11時まで法要中ということで、先に鷹峯街道を数十メートル上ったところ、本阿弥光悦が眠る日蓮宗寺院、光悦寺を訪問することにします。
本阿弥光悦と言えば、書は近衛信尹 、松花堂昭乗とともに寛永の三筆と称され、陶芸、蒔絵等各種工芸品にも数々の名品を残した桃山江戸初期のマルチクリエイターです。
光悦は自ら製作するだけでなく、他の異種アーティストとコラボしたり、有望な若手を育成するなど名プロデューサーとしても顕著な才能を発揮しました。そして、その功績が認められ徳川家康からここ洛北鷹峯の地を拝領して、「光悦村」と呼ばれる芸術村を展開しました。
次に「迷いの窓」「悟りの窓」でお馴染みの曹洞宗の寺院、源光庵へ
12時も過ぎて、予定より時間が押してしまったので、吉野門で有名な常照寺は次の機会へ。
2022.07.17(1/3日目)