このサイトのオーナーは、都道府県魅力度ランキング万年最下位でおなじみの茨城県、その最西端に位置する古河市というところにいます。
実は古河市は茨城県で唯一、知る人ぞ知る「全国京都会議」の正規メンバーであり、魅力が最低とお墨付きの茨城県の中で、常に北海道と魅力度一位を争う京都様の傘の下に集えるまち、いわゆる誰はばかることなく「小京都」を名乗ることのできる由緒正しい城下町なのであります。
お隣埼玉県との境を渡良瀬川、利根川が流れ、晴れた日には遠く富士山をも望む豊かな自然と歴史に育まれたまち。
私はここに生まれ育ち暮らしています。
余計な話ですが、我が古河市から北へ車で小一時間行ったところに栃木市というところがあります。
栃木市はかつての栃木県の県庁所在地で、歴史も深く、風情ある街並みがとても魅力的で私も好きなまちです。が、この栃木市、ココだけの話ですが「小京都」と「小江戸」を両方名乗ってしまうという荒技をやってのけています。
別にいいのでは・・とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、私はこの節操の無さはアウトだと思います。軽薄にしてどちらに対しても敬意を欠いていると思います。エッシャーの騙し絵よろしく、確信犯の二股行為だと糾弾します。
史実や文化、景観や人の意識、空気感等々真摯に検証して二者択一すべきです。余計なお世話ですけど。
私、縁あって22歳から25歳までの3年間を京都で過ごしました。
当時京都は古都保存協力税の是非についての議論が市中を賑わし、片や松くい虫の被害が深刻化してKBS京都が連日キャンペーンスポットを流してました。また、市営地下鉄[京都]―[北大路]間の開通、地下街ポルタの営業開始は「古都京都」から「都市京都」へシフトしていく波を感じさせるものでした。
若さというのは何物にも代え難く、嫌なことなど何一つなかったと思える日々、京都独特の空気と美意識とが相まって、きらきらと毎日が煌めいていました。
30数年前、鴨川の河原にはすでに等間隔にカップルが体育座りをして川面を見つめ、北山通りにはオシャレなカフェがポツリポツリとできはじめた頃。
「青春を置いてきた・・」「鴨川の河原に想い出を埋めてきた・・」と嘯きつつ時は流れ、齢50を過ぎたころからそんな郷愁とも憧憬ともつかぬ京都への思いが膨らんで、それまで数年に一度程度しか訪れることがなかった彼の地に、いつの間にか年に3~4度足を運ぶようになっていました。
そして、空しいことと分かっていても、脳裏にこびり付いた塵のような微かな記憶を呼び覚ます何かを探すため、大路小路を歩き回ります。
持て余す 気持ちはいつも 上の空 今も心は 京都にいます。
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