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奈良 2

興福寺国宝館を後にして東へ。
春日大社へ向かいますが、本殿までは、これが結構な距離があります。
途中、鹿さんにからかわれながら30分ほど歩いたでしょうか、世界遺産春日大社をお参りさせていただきました。

ここまで来て大仏様を拝まないのも礼を欠きます。
春日大社から東大寺へは約15分。
盧舎那仏さま、相変わらずのご立派な御姿。口をあんぐり開けて見上げているのは私だけでもなさそうです。

奈良

今回は、連れのたっての希望で近鉄特急にて30分余り、一路奈良へ。
近鉄奈良駅から興福寺まではゆっくり歩いて10分程度。
前回国宝館が閉館中で会えなかった、阿修羅像に会いに行きます。
聞きしに勝る凛々しい美少年振り、、その時代や仏師の思いに束の間思いを巡らします。

比叡山へ

ツレが比叡山行ったことがないというので、先ずは根本中堂を目指すことにします。
今夜宿泊予定のホテルの駅前系列店に荷物を託して、京都駅烏丸口バスターミナル「C6乗り場」から「9:30発」「京阪バス57系統 比叡山頂行き」に乗車します。
所要時間約80分 料金790円。いわゆる山中越えです。北白川別当の交差点を右に折れてから比叡山ドライブウェイまでは狭く曲がりくねった山道が続いて、途中対向車とすれ違えない箇所も多数。バスのドライバーさんのテクニックに改めて敬意を表します。

京都駅を出発して間もなく窓の外は冷たい雨模様へ。
そして、比叡山ドライブウェイに入って標高もかなり上ってきたところで、お彼岸の冷たい雨は横殴りの雪へと変わってきました。
…傘持ってくるの忘れた。…無理して春っぽい恰好し来るんじゃなかった。と、後悔しきり。

夢が丘展望台付近。眼下に琵琶湖を望む。

さほど日頃良い行いをしている覚えはないのだけれど、目的地「延暦寺バスセンター」バス停に着くと、どうしたことか吹雪は瞬く間に止んで陽が差して来るという幸運。これはもう伝教大師様のご加護と思うしかないでしょう。

国宝根本中堂は2016年から約10年に及ぶ60年ぶりの大改修中です。お堂はすっぽり改修用の建屋に覆われて外観は全く見ることができません。この日内部を見学できたのはお堂の僅かな空間(内陣、中陣、外陣)のみ。その代わりと言ってはなんですが、改修の様子をうかがえる3階建ての立派な回廊(ステージ)が設けてあります。滅多に見られない大改修を見られる絶好の機会と思われる向きもありますが、改修の様子に特に興味がなければ、今根本中堂行かれることはお勧めしません。

比叡山延暦寺は、そのはじまりである根本中堂のある東塔(とうどう)と最澄上人の御廟所がある西塔(さいとう)、慈覚大師円仁ゆかりの横川(よかわ)の3エリアから構成され。いうなれば比叡山という山全体が延暦寺といってしまってもいいのかもしれません。
今回も急ぎ旅なので、これで山を下りますが、いつか丹念に各エリアを巡ってみたいものです。四国のお遍路さんよりこっちが先かな。

延暦寺バスセンターから比叡山山頂バス停下車、徒歩6分でロープ比叡駅からロープウェイ、ケーブル比叡駅でケーブルカー、八瀬比叡山口駅で叡山電鉄を乗り継いで出町柳を目指します。

ケーブル比叡駅にはこんな素敵なモニュメントが。

2022.03.20(1/2日目)

世界遺産 醍醐寺

9時過ぎにホテルをチェックアウト。荷物を八条口のコインロッカーに預け徒歩数分。
アバンティ―横、竹田街道沿いの京阪バスH4乗り場から10:18発醍醐寺行きに乗車します。
バスに揺られて約30分、280円という格安料金で世界遺産醍醐寺まで連れて行ってくれます。乗客は約10名ほどで途中ほぼ乗り降りなし。京阪バスさんにはなんか申し訳ない気持ちになってしまう。

この時期醍醐寺三宝院は「京の冬の旅」企画の期間中で、本尊の弥勒菩薩や天下のの三名棚と称される醍醐棚等々、普段非公開の寺宝を見ることができました。また、秀吉が手掛けた三宝院庭園も普段は見られない角度からゆったりと堪能させていただきました。
その他時間の関係で、金堂、五重塔を足早に拝見しただけで再び京阪バスで京都駅に引き返すことになりましたが、なにしろ醍醐寺は10万点以上の文化財、そのうち7万5千点以上の国宝とを有する大寺、本来なら一日ゆっくり腰を据えて見て回る覚悟で来るべきところなのでしょうね。それと是非桜の季節に来たいものです。

ポルタの杵屋でカレーうどんのランチを済ませ、いつもの551と志津屋のカルネを大人買いして帰路につきます。

15:24発 のぞみ30号 17:29品川着

2022.01.10(2/2日目)

三宝院庭園


国宝 勅使門


京都最古の木造建築物 国宝 五重塔

国宝 金堂


八坂神社にご挨拶

山鉾も建てられず、当然巡行もない今年の祇園祭。
観光客はともかく、山鉾町の皆様にはさぞ無念な思いをされてるだろうと心中お察しします。

御神体にご挨拶し、粽(ちまき)を買って、最後に疫神社に「疫病退散」お参りして京都を後にします。

2020.07.14(3/3日目)


中御座(中):素戔嗚尊(すさのおのみこと)
東御座(左):櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
西御座(右):八柱御子神(やはしらのみこがみ)


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